そうたいせいりろん for babies
本書の表紙に示した「GENERAL RELATIVITY」は理論物理学者アルベルト・アインシュタインの提唱した一般相対性理論を指しており、本編で紹介されているのは重力の話です。
私たちの体に常時かかり続けている重力は、ものすごく質量の大きな地球が「空間をゆがめる」ことで生じています。空間がグニャリとゆがめられるから、私たちの体も地球に引っ張られ続けるようになるわけです。もちろん地球に一方的に引っ張られているわけではなく、質量がある以上、私たちの体も重力を生じさせています。しかし私たちの体は地球より圧倒的に質量が小さいため、一方的に引っ張られているかのように感じるのです。
このように大人も難しく感じがちな内容でも、子どもなら感覚的に理解できるかもしれません。たとえ理解できなかったとしても、何かが残るはず。本書は、そんな期待を込めてつくられました。